アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は人により発症する部位、症状が違う自己免疫疾患です。

緩和したりひどくなったりを繰り返します。

他国に比べ、日本人はアトピー患者が多いと言われています。

西洋医学におけるアトピー

アレルギーには種類があり、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型と4種類あります。

アトピー性皮膚炎はⅠ型アレルギーの一種です。

人間の体は呼吸などで異物が体内に入ってくると、体がそれを敵と見なし、待機していた抗体がやっつけに行きます。

この抗体をIgE抗体といいます。

IgE抗体が敵を見つけると、敵とくっつき炎症を起こし殺菌します。

これがアレルギー反応です。

体が炎症反応を起こしている時はとても痒くなります。

傷の治りかけも同じですね。

これは正常な防御反応なのですが、皮膚粘膜が弱かったり、IgE産生量が多かったりするといろんなものに反応してしまい、常に炎症が起きてしまいます。

これが皮膚で起きて痒みが収まらないものがアトピー性皮膚炎です。

東洋医学におけるアトピー

東洋医学では人の体は気、血、水と言う物質が五臓(肝、腎、脾、肺、心)という機能に正常に、必要量が巡っている状態が健康と考えます。

この巡りが崩れることで病気が発症すると考えます。

特に五臓でいうと、昔から脾は身の皮肉を司ると言う言葉があるように、脾が何らかの原因でトラブルが起きている事が多いです。

脾はイメージで言うと胃腸に近く、気、血を作るスタート地点です。

ここが弱いと肌を滋養できないので、防御力の弱い肌が生まれ、いろいろなアレルギー因子に反応してしまいます。

アトピーに対して良く使われる漢方薬としては、十味敗毒湯、消風散、黄連解毒湯、当帰飲子等様々なものがあります。

どの漢方薬が合うのかは、体質に合わせて判断します。

東洋医学と西洋医学の違い

治療方法として代表的なものとして東洋医学、西洋医学とあります。

違いとして

東洋医学はその人の力を底上げし、病気に打ち勝つ身体作りを目的とします。

良い点として、

自身の力をあげ、身体を正常化させるのでいずれ薬いらずの身体になりやすいです。

悪い点として、

西洋医学の薬ほどシャープには効かない事です。

西洋医学は病気を断片的に見て、症状を取り去る事を目的とします。

良い点として、

対症療法としてとても優れているのでアトピーなら皮膚がとても痒い、すぐに痒み取りたいなどの時はとても良いと思います。

悪い点として、

あくまで対症療法なのでいつまでも薬を服用しなければいけないケースが多々見られると言う点です。

どちらにも違った良さがあるのでどちらか一辺倒にならなくて良いと思います。

気を付けるべき生活

人によって違いはありますが、共通するところとして

  1. 過食は避ける
  2. 水、砂糖、油、肉の取りすぎには気を付ける
  3. 睡眠はしっかり取るか(遅くても12時には寝る)
  4. 入浴を39~40℃で30分ほど毎日行う
  5. ストレスを溜め込まない

これらの事が大事になってきます。

アトピーで長く悩んでらっしゃる方は一度ご相談下さい。

お薬も大事ですが、毎日の生活養生が基本になってくるので合わせて行うこともアトピー治療には重要です。

アトピーで長く悩んでらっしゃる方も多いと思いますが、正しい対処をすれば治らない病気ではありません。

お悩みの方は一度ご相談下さい。

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