飛蚊症の相談事例

加齢黄斑変性症

今回は「飛蚊症(ひぶんしょう)」のご相談事例です。

ご相談者は45歳の男性で、もともとは椎間板ヘルニアを患い薬局と同じビルの整形外科に通われており、薬の処方箋を2週間に1回持ってこられるたびに世間話をしていました。

そんな話の中で、

「1年ほど前から飛蚊症になり眼科を2軒受診した。」ということを伺ったのです。

眼科では

「あなたの飛蚊症は病的なものではなく、網膜剥離等の心配もない中高年に多い症状で、特に近視が強い方は出やすく、慣れてきますので様子を見てください」

と言われたそうでした。

症状としては、眩しい青空の下やバックが白っぽいの背景時のときなどに、目の端に黒っぽいグニャグニャした糸状のものが動くということでした。

「気になったら仕事どころではないくらいイライラしてくる。」とのこと。

目薬などさしたら良くなるのかと思い、40歳以上の方に良いと言われる目薬を1日3~4回と目に良いビタミン剤を3ヶ月続けられたそうですが、全く効果がなかったらしいです。

飛蚊症

飛蚊症は、眼球の硝子体の濁りが網膜に投影されて見えると言われていますが、最も多い飛蚊症の原因として後部硝子体剥離があります。

硝子体は水晶体の後にあり、内腔をうめる透明なゼリー状の組織で、タンパク質(コラーゲン)からできており、若いころにはトロリとした濃い状態ですが中高年になるとサラサラした液体状の部分が増えてきます。

そして、硝子体が徐々に収縮し硝子体の一部が目の奥にある網膜からはがれ、その影が網膜に反映し蚊のような小さな虫や糸くずみたいなものが見えます。

飛蚊症は一般的には加齢とともに症状が出やすくなります。

その「加齢」という言葉のウラには「活性酸素」があるのです。

年齢を重ねるごとに活性酸素が生じ硝子体を酸化させ、飛蚊症などの症状が現れてきます。

目と言えば目の活性酸素を消去し血流もよくなるといわれている「ルテイン」がありますが、私はこの方に「亜鉛食品」をおすすめしてみました。

亜鉛はルテインと同様に活性酸素を消去する作用もあり、網膜にも必要とされるミネラルです。

飲用されて約1週間後でした。

「目のスッキリ感が違う!」というお声をいただきました。

また、「朝起きた時の目の調子が違う。」とのことでした。

その後も2週間毎に処方箋をお持ちになられた時にお話をするのですが、

「目の調子も良く体全体も調子が良いが、肝心の飛蚊症は全く良くならない…」

私自身の経験上、約2~3ヶ月はかかったというお話をさせていただいたのですが、

「まだ良くならない」と、その後も何度か聞くこととなりました。

そして、2ヶ月目の終わりぐらいでした。

ようやく「飛蚊症の出てくる頻度が少なくなった」と、待望のお話を聞くことができたのです。

ご相談者の腰の調子も良くなり、薬局に来られることはなくなったのですが、最後に2ヶ月分お買い上げになられました。

その後、奥様からお話を聞く機会がありおうかがいしたところ、

「ほとんど良くなったようで最近はあまり飲んでないみたい。」とのことでした。

本当はその他の健康のためにも継続していただきたいのですが、なかなかそうはいかないものですね。

飛蚊症など目に関するお悩みがある方も、ぜひ一度くるみ薬局にご相談ください。

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