「血管」は、人間の体の隅から隅までめぐり、栄養物質を届けたり不要物を受け取って排泄器官に運んだりしています。
そして、血管を流れる血液はとても速いスピードで体内を巡っており、なんと約50秒ほどで心臓から動脈系、静脈系を経て心臓に再び戻ってくるといわれています。
その流れを簡単に示すと以下のようになります。
動脈系:心臓 ⇒ 大動脈 ⇒ 動脈 ⇒ 細動脈 ⇒ 毛細血管
静脈系:毛細血管 細静脈 静脈 大静脈
血管の仕組み
この図のように、動脈の血管壁は3層に分かれた構造になっています。
外側から
- 外膜(外弾性板)
- 中膜
- 内膜(内弾性板・内皮細胞)
に分かれており、「内腔」が血液が流れている空間です。
静脈の多くには逆流防止などのために静脈弁がついており、静脈は動脈と比較すると弾性繊維組織が少ないところが特徴です。
血管の内側の「血管壁」は、実は水を全く漏らさない構造ではないのです。
必要に応じて血管から水分や栄養分などを吸収し、内膜や中膜は内腔側から、外膜は外側の毛細血管から不要物など様々な成分を吸収をしています。
血圧について

血圧とは、心臓から送り出される血液によって血管壁にかかる圧力のことをいいます。
血圧は、心臓が収縮して血液を送り出したときが一番高くなり、これを収縮期血圧(最大血圧)といいます。
そして、心臓が拡張しているときが最も血圧が低く、拡張期血圧(最低血圧)といいます。
血圧が高くなると内腔からかかる圧力が増すため、内皮細胞に傷などが付きやすくなります。
また、内腔が狭くなったり血管の弾力性が低下すると、さらに血圧が高くなってしまう一因となります。
アテローム性動脈硬化
血管が健康でなくなる症状として、動脈の内腔が狭くなり血液の流れが滞ってくることがあげられます。
この大きな要因として「粥状(じゅくじょう)硬化」があり、粥状硬化とは主に脂肪からなる粘性のドロドロ物質(粥状物質=アテローム)が沈着し肥厚することで動脈の内腔が次第に狭くなる状態です。



このような、血液の流れが悪くなった状態を漢方では「瘀血(おけつ)」と言います。
冠心逐瘀丹(かんしんちくおたん)
- 【効能効果】
- 中年以降又は高血圧傾向のあるものの次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸
- 【分類】第2類医薬品
- 【容量】30包(1包3g)×3[90包]
- 【価格】12,000円(税抜)
- 【用量・用法】
- 成人(15歳以上)1日3回、1回1包を食間又は空腹時に服用
15歳未満は服用しないこと - 【発売元】クラシエ薬品株式会社
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